
就職・転職活動はいつからどのように始めるべきでしょうか?
これはその方の現在の状況によって大きく3つに分けることができるでしょう。
【大学卒業予定の方】
以前はOPT(Optional Practical Training)を申請してから開始というのが一般的でしたが、近年はOPT後の就労ビザ申請時期とも密接に関連してきます。また、最近は日本語バイリンガル売り手市場の状況を反映してか、採用企業側も以前より採用時期に対して柔軟な対応をされている場合も増えていますので、企業情報・求人情報収集や人材紹介会社への登録など、就職活動の開始時期は卒業予定日の6ヵ月前位を目処にするのが良いかと思います。選考過程や期間は企業によりますが、応募から内定まで1ヶ月以上かかることも珍しくありませんし、中西部では飛行機や車で遠隔地に面接に出向くことも多いので、意外と効率的でない就職活動を強いられるからです。このあたりの事情も考慮して、卒業→OPTでの勤務開始→ビザ申請/承認→就労ビザでの勤務開始という一連の流れをスムーズに進めるためには、早めに就職活動を開始して卒業式が終わったら即勤務を開始しOPT期間を無駄にしない、ということがキーポイントです。ただし、就職活動に熱中しすぎて卒業延期などにならないよう充分注意してください。
【現在勤務中の方】
時期的には日本のように「ボーナス支給時期」といった特定時期に求人数が増加することはほとんどありませんので、思い立ったら即行動に移すことです。方法はその方の転職意向度により変わります。「できれば転職したい」「良い勤務先があれば考えたい」という段階であれば、まずは手始めにジョブサイトへの登録、人材紹介会社への登録から始めるのが良いでしょう。これならば、仕事が忙しくてなかなか求人情報がチェックできない方でも、色々な求人情報を得ることができますし、ジョブサイトによっては、希望に合う求人情報が掲載されると同時にEメール配信される(マッチングの精度は今ひとつ)ものもあります。ただし、いずれの場合も現在の勤務先や取引先などにあなたの転職活動が漏れないよう、充分な注意が必要です。レジュメ登録型のジョブサイトも、名前や勤務先を伏せて登録できるものが主流ですので、操作さえ間違えなければ特に問題はありません。また、紹介会社へ登録する場合は、しっかりとしたプライバシーポリシーを持っている信頼できる企業を選び、「必ずコンフィデンシャルで」と付け加えておけば安心です。こうして自分の希望にあったポジションが紹介されてから、本格的な転職活動を開始すればよいのです。
【既に退職、または間もなく退職予定の方】
「今すぐに」とか「○週間後に仕事を失う」あるいは、「帰国日程が迫っている」というように、具体的な転職スケジュールが明確な場合は、さらに積極的な活動が必要となります。上記2つの方法と平行して、今すぐにジョブサイトに掲載されている求人情報をサーチして、希望の求人に応募することから始めてください。一般的に名前の知られているモンスターやキャリアビルダー、ホットジョブスは米系のジョブサイトですが、日系企業や日本語バイリンガルを必要とする求人情報も多数掲載されています。また、日系のジョブサイトであれば、ProxJやCFNなどにもバイリンガル向け求人情報が掲載されています。サイトによって、事前に登録が必要なものやEメールで直接応募できるもの、上記のレジュメバンクへの登録を兼ねているものなど仕様は様々ですので、現在の状況にあわせて使い分けるのが良いでしょう。
(Weekly J-Angle2006年8月第1週号掲載)
